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Philosophy

理念

全防啓は、現場防犯理論を根本とし、敵たる犯罪者を知り、国民を守る術をより多くの団体・企業等に伝え、結果、国民の生命・身体・財産の保護に寄与します。

行動指針

会員は、常に研鑚を怠らず、必要な場所に必要な設備を、国民に理解できる形で提供できる「真の防犯のプロ」になる努力を惜しみません。

設立趣旨

~安心・安全という価値。それは防犯意識から。~

日本の社会は高度化・多様化し、国民は豊かな生活を手に入れるようになりました。日本は物質的な様々な価値は容易に手に入れられる社会を築いて来ました。

先人の叡智と勇気には感謝しすぎてもしすぎることはありません。

豊かな生活、あるいは豊かになれる可能性のある社会は、それ自体が犯罪抑止の基盤足りえる重要な要素です。

しかしながら、それのみを追求した結果、古来から日本人が育んできた「地域の仲間意識」、よき隣近所同士の地域のつながりなどは希薄になってしまいました。

「まちの人々はお年寄りから赤ちゃんまで皆知り合い」という、現代ではとかく煩わしいと解釈されるこれら人々の繋がりが、日本の奇跡的な安全社会を築いてきた大きな要因であったことは意外と忘れられています。

最高の日本文化が希薄になったことで、安心・安全の担保が失われてきたと言っても言い過ぎではないかもしれません。特に都市部ではこのことが顕著に現れています。

物質の豊かさはもちろんですが、それだけでなく、「安心と安全」も得られる社会が更に求められています。特に、先に述べた古来からのよき日本文化の復活にも思いを馳せる必要があるでしょう。

しかし、この文化が復活することは長い年月がかかることは容易に想像がつきます。簡単ではありません。地域文化の復活を期すことと同時並行的に、「いま、このとき」の防犯のために、目の前の家族、社員を個別的にせよ、守ることを実現する必要があります。

敷衍すれば、自らの家族・会社を守れずして地域も守れず、地域を守れずして国家も守れないのです。

●小さな防犯からはじめよう

防犯対策は、それ自体が利益になるものではありません。一生犯罪に巻き込まれなければ、対策自体は無駄になります。無駄になったほうがいいものなのです。突然やってくる交通事故や重篤な病気のように、遭遇しなければそれに越したことはない類のものです。

ただ、1回でもそこに巻き込まれれば、重大な人生のダメージになる可能性を秘めたやっかいなものなのです。

そこで、まずは、ちょっとしたことから始めることを当団体では推進していきたいと考えています。防犯意識の入り口に立つことが大事です。

第一歩を踏み出すだけで、十分実効性のある防犯対策が得られる場合が多いのです。ゼロと1は大きな違いなのです。

そこから始まり、より高度な防犯機器の普及を目指してまいります。

さらにこれらのことが、民間防犯意識・活動の拡充により、国民の生命・身体・財産の保護を担う警察の本来担うべき業務に集中するための一助になり得ることが考えられ、結局は私たちの利益になる好循環が生まれるものと信じております。

理事長 折元 洋巳

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